2013-08-07

カレンダーを見ると もう8月です。
日が経つのは早いもので... などと 所謂世の中の常套語を使うのはキライなへそ曲がりですが...やはりカレンダーを見るとため息をついてしまいます。
というのは目下取り組み中のベートーヴェンの第21番ピアノソナタ第二楽章ーイントロダクションに引っかかってしまっているからです。なるほど序奏には間違いないのですが中に書かれた何かを表現しようとすれば序奏でなくなってしまいます。
ピアニッシモも何か中に隠されたような響きー つまり、ピアノの打楽器的な特徴は使えない響きー が要求されます。
なのに何を呟いているのかははっきりと聞こえなくてはならない。その景色を描き出すのに時間ばかり過ぎていくというわけです。
でも もう少ししたら 天にも昇らんばかりの嬉しいお便りをさし上げられることでしょう。

室井摩耶子

(写真は92歳を隠そうとメイクさんと頑張っているところです)