2011-03-26

東日本大震災

あの悲惨な大災害があってからいつの間にか2週間という日が過ぎました。毎日朝から晩までテレビの前に座っていると、ものすごい災害だったのだなと心が痛みます。その上に原発の騒ぎが持ち上がって世の中一体どうなっちゃうのでしょう。
こうなると言葉というものは無力でその痛みの100分の1も表現してくれません。木片や窓枠や空箱やひしゃげた自動車やを抱え込んで黒い壁になって覆いかぶさってくる津波、その圧力、早さ、その凄いエネルギーはテレビの前に座り込んでいる私の背中をも一呑みしそうな迫力でした。でもその数ある映像を観ながら私は日本人て、なんて素晴らしいのだろうとひどく感激したのは、この災害ですべての秩序がメチャメチャに壊された中で、実に見事な行動をしていることでした。このあいだ起こったニュージーランドの地震のときは、直ちに災害地への立ち入り禁止で遺族すらバスの中に閉じ込められてしまいました。つまり他国では、すぐに起こるだろう略奪、暴動への懸念など日本では必要も無かったのです。警官や自衛隊は人を救出することに専念していました。
こうした非常時に意識していなかったことが突然目の前に突きつけられて、私は改めて日本人と言うものに大いなる誇りを持ちました。

後は神さま仏さまよろしくお願いいたします。
   室井摩耶子