2007-08-28

モーツァルトの真髄

 爽やかな軽井沢から蒸し暑い東京に帰ってまいりました。
軽井沢では軽井沢八月祭りに〝モーツァルトの真髄〟というタイトルの元にモーツァルトを弾いてまいりました。軽井沢はさすがに空気が乾いていて、そよ風が涼しいし そこで伸びている木々が明るく緑に輝いていました。場所は大賀ホールというソニーの大賀さんが創った五角形のホールで座席の真ん中から天井を見上げると天窓を通って日光が大の字を描いていました。意図したのかそうでないのかは私は知りませんが、大賀さんのちょっとしたイタズラっ気を感じて、ニヤっとしてしまいました。
お客さんは入口に溢れていて、夏の避暑地というのはこんなものかと感心して眺めていました。でも音楽会が終わって外に出るとたくさんの方々が「よかったですよ」「モーツァルトっていいですね」とおっしゃって握手を求められ、いつもは音楽会などに特に行こうとは思わないような、フラッと入られたお客様に「あ、モーツァルトの音楽ってなかなか良いね」という楽しい時をプレゼントすることができたと、私も大変うれしく思いました。

写真は大賀ホールの前とホテルのお庭の散歩と楽屋風景。